HEALTH MANAGEMENT
健康経営
基本的な考え方
株式会社デンソートリムでは、従業員の健康を最優先に考え、従業員が心身共に安心して働ける環境づくりを通じて、個々の力を最大限に活かし、高品質・高付加価値の成果を生み出すことを目指します。
デンソートリム健康宣言
当社は、社員の健康増進を経営課題の一つとして捉え、このたび「デンソートリム健康宣言」を策定し、積極的に社員の健康づくりに取り組んでいきます。
経営理念にある『共に働く仲間一人ひとりが幸せで充実した人生になるよう努力する』を実践するため社員が健康でいきいきと働くことができるよう、これまで以上に健康増進活動を推進していくことを宣言します。
2019年7月
健康経営社長メッセージ
当社ではさらにより良い会社にしていくために次の3つのことをしっかりとできるように取り組んでいます。
① 社会やお客様に信頼される会社
② 従業員の皆さんがやりがいを持って明るく元気に働ける会社
③ 儲けることができる、利益を出すことができる会社
この3つのどれが欠けても良い会社とは言えないと思いますが、健康に関して重要なのが②の項目です。
まず働く上で欠かせないのが心身の健康です。身体の調子が悪かったり、いろいろ悩み事が多かったりするとやりがいを持って明るく元気に働くことはできません。
働くということは1日の8時間以上、通勤や残業を入れると1日の半分近くを業務に費やすことになり、また働く時間帯を見ると仕事始めから終わりまで太陽が輝くゴールデンタイムです。
この時間をいかに有意義に過ごすということが、自分の幸せにもつながり、会社の成果にもつながります。
会社として様々な健康施策を実施してきており、今後更に強化していきますが、まだまだ会社全体に健康風土が十分浸透しているとは言い難い状況です。
従業員にとって、心身が健康でやりがいを持って働きやすい職場にしていくためには、一人ひとりが自分の健康意識、職場の健康意識を高めて、健康増進に向けて自律的かつ協力的に取り組んでいくことが不可欠です。
そのためにも、今後はこれまでの施策に加え、職場ごとでも健康増進について考え議論したり、チームで取り組んだりする機会を設けるなど、
お互いの健康状態を気遣える風通しのよい職場づくりを推進し、
より一層、経営理念の『共に働く仲間一人ひとりが幸せで充実した人生になるよう努力する』ことを、会社全体で従業員と共に進めて健康経営に取り組んでまいります。
取締役社長 水野 功
重点健康施策
1.一人ひとりの健康のために
私たちは、社員一人ひとりがヘルス・リテラシーを高めて、主体的に健康づくりに取り組むことができるよう、意識啓発のための情報提供や機会づくりに努めます。
2.職場での健康意識をアップ
私たちは、時間外労働の低減や有給休暇取得促進、各種イベントや同好会支援による社内コミュニケーションの促進など、仲間の健康を気づかい合える風土醸成に努めます。
3.会社全体をより働きやすい環境に
デンソー健康保険組合や関連部署と連携し、喫煙、メタボリックシンドローム対策、メンタルヘルスケアなどの施策に取り組んでいきます。また、育児時短制度やテレワーク制度導入など今後もすべての社員がより働きやすい環境づくりに努めていきます。
具体的な取り組み
1.生活習慣病の発生予防
1)健康スコア向上施策(健康リテラシー向上施策)
デンソーグループ全体でヘルスリテラシー教育を展開しています。
健康セミナーテーマ(抜粋)
・女性ホルモンと体のトリセツ
・がん経験によって変わった私の価値観
・最高の関係を築くためのコミュニケーションセミナー
2)卒煙支援・受動喫煙対策
デンソートリムでは、社員の健康維持や受動喫煙の防止を目的として、2030年の敷地内全面禁煙に向けて、
禁煙デーの実施、ニコレット配布、たばこ川柳コンテストなどを行っています。
3)特定保健指導
法定の40歳以上だけでなく、39歳以下の積極的支援基準該当者にも、特定保健指導を実施しています。
実施率向上のため、2021年度の特定保健指導からは、初回面談の業務時間内実施や社内保健師による実施、
職場からの受診勧奨等を実施しています。
2.健康診断・各種がん検診の充実および精密検査・再検査の受診勧奨
がん検診は、費用を会社や健康保険組合が負担し、また健康診断と同時実施や人間ドック費用補助など
受診しやすい環境つくりに取り組んでいます。
健康診断結果から精密検査・再検査の対象者には、手紙、メール、個人面談にて受診勧奨を実施し、
病気の早期発見・早期治療を図っています。
3.メンタルヘルス
保健師によるセルフケア教育の他、ストレスチェックの全社員受検と高ストレス者の全員面談、集団分析結果報告会の
実施および職場環境改善支援、復職支援制度の整備(産業医の復職面談、復職後支援プラン作成・実行、リワーク活用)等、
メンタルヘルス不調の予防、早期発見・早期対応、再発防止に取り組んでいます。
4.ワークライフバランス推進
ワークライフバランス推進のため、有休取得率70%以上の推奨しています。
また、一般従業員はもちろん管理職についても長時間労働管理を徹底し、産業医・保健師面談、労働過多者健康診断を実施しています。
5.教育・健康イベント
1)健康経営理解促進
デンソートリム健康経営活動の推進のため、2021年度は管理職対象に、
2022年度からは全従業員を対象に年1回、社長メッセージと健康経営教育(教育資料を展開し視聴)を実施しています。
2)健康チェックイベント
各自の健康状態の確認や健康意識・行動の変容を支援するため、食堂や休憩所にて気軽に測定できる健康チェックイベントを実施しています。
24年度健康チェックイベント参加実績
<糖化度、肌年齢測定>
2月 5日 本社工場 73名
2月12日 大安工場 47名
<体組成測定>
3月13日 本社工場 44名
3月11日 大安工場 22名



3)運動習慣向上
ウォーキングイベント
ウォーキングイベントを年6回程度実施しています。参加者には参加賞を会社から進呈しています。
また25年度からは、デンソー健康保険組合の費用負担にて、全従業員がBeatFitアプリを無料で使えるようになりました。
体力測定(定期健康診断時)
「椅子立ち座りテスト」「2ステップテスト」を健康診断時に全従業員に実施しています。個人の結果返却と職場単位での集計結果も展開しています。
対象者:社内定期健康診断受診者(人間ドック受診者・社外健診機関受診者は除く)
6.女性の健康課題への対策
25年度社内保健師2名が女性従業員に教育を実施しました。 参加率100%(休業中・出向中の者除く)
また、女性従業員と職制にアンケートを実施、課題の把握を行い結果をもとに今後の施策につなげていきます。
7.感染症対策
インフルエンザワクチンの社内接種実施(希望者)
社内健診時に風疹抗体検査他、血液オプション検査可(希望者)
8.健康経営理解度・満足度調査
2023年度から全従業員に健康経営の理解度・満足度の調査を開始いたしました。
2023年度:回答数706名 満足度(5段階評価):3.28
2024年度:回答数854名 満足度(5段階評価):3.4
労働安全衛生
1.労働安全マネジメント
デンソートリム大安工場では労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格である「ISO45001」の認証を受けております。(2024年9月現在)
2.リスクアセスメント実施
設備・化学物質の危険源の特定を行い、デンソー安全衛生環境基準に基づいてリスク低減対策を策定し、設備設計に反映させ製作し、安全確認を行って
います。また、設備の完成後は生産ラインでの作業内容及び環境に焦点を当てて、リスクアセスメントを実施しています。
抽出されたリスクについては、物理的な安全対策や教育・訓練、作業要領書への反映などを行っています。
3.安全衛生委員会活動
毎月の安全衛生委員会開催の他、産業医・衛生管理者・保健師での職場巡視を毎月実施し、職場と共に作業管理・作業衛生管理の徹底に努めています。
4.安全データ
詳しくはコチラ(PDF)をご覧ください
健康経営優良法人2025(大規模法人部門(ホワイト500))認定

従業員の健康管理を経営的な視点で考え、健康の保持・増進につながる取り組みを戦略的に実践する「健康経営優良法人2025(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定されました。今後も積極的に健康増進施策を推進してまいります。
三重とこわか健康経営カンパニー2025(ホワイトみえ)認定

当社は「三重とこわか健康経営カンパニー2025(ホワイトみえ)」に認定されました。
本制度は従業員の健康づくりに積極的に取り組み、「誰もが健康的に暮らせる
“とこわかの三重”」の実現に向け、「健康経営」を推進している企業を
「三重とこわか健康経営カンパニー(ホワイトみえ)」として認定する制度です。
スポーツエールカンパニー2025 認定

従業員のスポーツ活動の促進に積極的に取り組む企業として
「スポーツエールカンパニー2025」に認定されました。
がん対策推進パートナー 登録

職場で積極的にがん対策に取り組む企業として2023年11月より
「がん対策推進企業アクション 推進パートナー企業」に登録されています。
パートナーシップ構築宣言 登録

サプライチェーン全体の付加価値向上、大企業と中小企業の共存共栄を目指す
「パートナーシップ構築宣言」に登録しています。
パートナー構築宣言にて、健康経営についての項目を織り込んでいます。